「こんにちは!」新代表者紹介インタビュー


<第93回>
H.I.S. CANADA INC.
山田 圭哉 Branch Manager

H.I.S.カナダの山田氏にインタビューをしてきました。オフィスは、トロントシティホールの目の前にあります。オフィスでお客様対応業務をされている女性スタッフの方々とご一緒に写真を撮らせていただきました。
トロント赴任前はバンクーバーにてガイド業などをされていたという山田さん。トロントからのご旅行のみならず、バンクーバーやウィスラーに行かれる際は、たくさんのお薦めスポットをご紹介いただけるそうです。スポーツマンでいらっしゃる山田さんのプライベートについてもお伺いしてきました。



(松田)御社の事業内容のご紹介をお願いします。

(山田氏)H.I.S.カナダの事業内容は、一般旅行業務です。日本、カナダを問わず、商品企画、お客様にスムーズにご旅行頂くためのホテルや交通等の予約業務、航空券やJRパスの販売、修学旅行や視察、社員旅行の手配など、安全に旅行やご出張いただくための手配を行っています。

(松田)カナダの拠点はどちらにありますか。

(山田氏)バンクーバーとトロントにオフィスがあります。1995年にバンクーバー支店が、2005年にトロント支店が設立され、社員数はバンクーバーに35名、トロントに7名です。お客様は、主にカナダ国内に在住されている方となりますが、最近はウェブサイトにて商品を出していますので、日本を含めカナダ国外からも多くの方々にご利用頂いております。
 
(松田)御社の強みや売りはどちらにあると思われますか。

(山田氏)当社の一番の強みは、機動力だと思います。すばやく商品を開発し、販路に乗せていくスピード、お客様からのお問い合わせに素早く適切な回答をさせていただくことです。

そして第二に、ワールドワイドに広がる海外支店間の協力体制です。H.I.S.海外支店は世界55カ国116都市167支店をもっておりますので、現地にいなければできない国内線の手配や現地の方のみぞ知る情報なども提供することができます。海外支店は今後も増えていきます。

例えば、最近ですと6月に開催されるブラジルのサッカーワールドカップのお問い合わせが多々ありますが、ワールドカップ会場は数箇所あり、会場間の移動は国内線を使用することになります。言葉の問題でご自分で手配が難しい、または現地にいなければ発券ができない、といった場合に、弊社のサンパウロ支店に発券を依頼したり、送迎サービスなどを日本語で提供することもできます。

これが例えばインドの場合はデリー支店など、世界中から協力を得ることができます。お客様により便利で安心なご旅行を提供するために、海外支店間のつながりは今後も更に強化していきたいと思っています。

(松田)世界に167支店をもたれているというのはすごいですね。では、これからの暖かい季節にお薦めする商品はどのようなものでしょうか。

(山田氏)これからの時期だと、プリンスエドワードアイランド(PEI)ですね。NHKの朝の連続ドラマで「花子とアン」が始まりましたが、ドラマの放映が決まった頃から、様々なところからPEIに関する問い合わせが増えていました。

我々のツアーには、アンのコスチュームを着て写真を撮れるアクティビティがあるのですが、視察に行ったときに私自身が体験してFacebookに写真を載せたところ、やってみたい、と大反響を頂きました。

「赤毛のアン」を読んだことがないし…と二の足を踏まれる方もいらっしゃるかもしれませんが、PEIにはタイタニック号が沈む前に出したSOSを受信した灯台があったり、赤土の土壌で育つジャガイモは名産で、道すがら売っているフレンチフライが驚くほどに美味しかったり、またロブスターやムール貝を始めとするシーフードは新鮮で必ず満足していただけます。

老若男女問わず楽しめるところですので、是非ご家族でもご夫婦でもお友達同士でも、行っていただきたいですね。バンフ、レイクルイーズ、ジャスパーもお薦めです。国立公園の中にある町はまさにTHE・CANADA!一見の価値ありです。

(松田)では夏のお休みに向けて、お薦めの海外旅行先はありますか?

(山田氏)カナダ東部から行く海外旅行ですと、是非アフリカに行っていただきたいと思います。お薦めは、ケニアのナイロビからのサファリ体験です。ヌーの大移動は一生に一度の忘れられないご経験となることでしょう。ここからですと東回りで行けるためそこまで距離はありませんし、アフリカ旅行は不安だと思われる方もH.I.S.ナイロビ支店がサポートいたします。

他にはキューバもお薦めです。アメリカとの国交がないため、日本から行かれる場合もほとんどの方がカナダで乗り継いで行かれますし、日本からですと大変な長距離移動となってしまいます。

もちろん他にも魅力的な国はたくさんありますが、現在カナダ東部にいるからこそ行きやすい国ということを考えますと、是非こちらの2国に行っていただきたいと思います。

(松田)両国共とても魅力的ですね。それでは、今後御社が特に力を入れてやっていきたいことはどのようなことでしょうか。

(山田氏)現地発のツアー、例えばトロント発、モントリオール発、PEI発などの旅行先から参加できるツアーを充実させていきたいと考えています。近年、旅のスタイルが変化しており、ご自分で航空券だけを購入されて旅行に行かれる方が増えています。

例えば拠点をトロントに置き、滞在期間中の2泊3日はモントリオールツアーに参加され、別の2泊3日はPEIツアーに参加されたりというふうに、ご自分でご旅行をアレンジされるんですね。このようなツアーは現在カナダに在住されている方や、日本からお友達やご家族に会いに来られた方にも楽しんでいただけます。今後どんどん当社ウェブサイトにて紹介していきますので、是非ご覧ください。

また、日本国内ツアーにも力を入れていこうと思っています。カナダ在住の非日本人の方々はもちろんですが、日本で生まれ育った日本人でもあまり日本国内をご旅行されていない方はいらっしゃると思います。当社では、カナダにいながらお客様のご要望に一番適した日本国内ツアーを紹介することができます。

富士山が世界遺産に登録され、2020年には東京オリンピックの開催が決定し、現在“訪日”は追い風になっています。その風に乗るためにも、数だけでなく中身も充実した日本国内旅行の商品を展開していきたいと思っています。

(松田)それでは、山田さんのご経歴についてお伺いしたいと思いますが、ご出身はどちらでしょうか。

(山田氏)出身は千葉です。カナダに初めて来たのは1995年。日本で大学を1年休学し、ワーキングホリデーでバンクーバーに来ました。

現在トロントでも開催されているインディというカーレースがありますが、当時はバンクーバーでも行われており、私は日本で車のレースをやっていたために、バンクーバーのインディで前走をする機会を得ました。21歳のときでしたが、それが初めての海外でした。結局それからずっとカナダにいることになりましたので、今年で19年、人生のほぼ半分はカナダにいることになりますね。

その後はツアーガイド会社に入社し、冬はウィスラーでスキーガイド、夏はバンクーバーでドライバーガイドをしていました。そして留学エージェントに転職し留学生のホームステイ先手配等のサポート業務をした後、2010年の7月にH.I.S.のバンクーバー支店に入社し、2013年8月にトロントに赴任となりました。

(松田)スキーのガイドをされていたということは、相当お上手なんですね。

(山田氏)ウィスラーへは、1997年くらいから毎シーズン駐在していました。お客様の安全を確保しながら案内をするのですが、お客様の中にはインストラクターをされてる方や上級者レベルの方もいらっしゃるんですよね。ガイドが足を引っ張るわけにはいきませんので、自分のレベルを上げるために休みの日も滑っていたので、ほぼ毎日、一番多い時で年間で110日ほど滑りました。

まだトロントに来てからスキーには行っていないので、皆さんからは「丘みたいなスキー場しかなくて物足りないですよ」なんて言われるんですが、ウィスラーは気温がそこまで下がらないので、やはり雪が重めなんですよね。こちらの気温では本当にサラサラのパウダースノーが楽しめるのではないかと思うので、それを体感したいと思っています。

(松田)お仕事をされていて、嬉しいことや印象に残っていることはありますか。

(山田氏)お客様からフィードバックをいただいた時は、それが良いことでも悪いことでも、大変喜ばしいことだと思っています。良くない経験をした方は、何もアクションを起こさずそのまま離れてしまわれる方が多い中で、クレームをしてくださる、改めて誠意をもって対応する機会をいただく、次につなげさせていただくチャンスをいただけるというのは大変有り難いことです。

またお客様の中には、「○○支店の××さんにとても良くしてもらったので、またH.I.S.さんで来ました」などと言って下さる方もいます。他の支店からそういった報告をもらう時は、とても嬉しいですね。

(松田)山田さんがお仕事をされる中で、大切になさっていることはどのようなことでしょうか。

(山田氏)私自身の長年のモットーは、「尽くして求めず、尽くされて忘れず」です。見返りを求めることなく行動を起こし、何かをしてもらったことは決して忘れない、ということをいつも念頭に置き、仕事に従事するようにしています。

また、旅行業は我々にとって日々の仕事ではありますが、お客様にとって“旅行”というのは、何かの目的のためにお金と時間を費やす、とても特別な時間なんです。それを決して忘れることなく、お客様の貴重な時間が滞りなく進み、満足して帰っていただけるように我々は最善を尽くそう、ということはいつも心がけています。

(松田)プライベートなこともお伺いしたいと思いますが、好きなスポーツは何でしょうか。

(山田氏)スポーツは色々やりますが、ゴルフ、スキー、テニス、スカッシュが一番好きですね。バンクーバーでは一年中ゴルフをしていました。夏は日が落ちるのが遅いため仕事後でもできましたし、冬でも気温はそこまで下がらず、料金が夏より安いのでよく行っていましたね。ただ冬は雨が多いのでコースはぐちょぐちょでしたが。そのため、変な角度から打つのが得意になりました(笑)。

仕事が遅くなってゴルフが出来なさそうな日は、パブリックの無料テニスコートでテニスをしていました。スカッシュは、日本で学生時代にスポーツジムでインストラクターをしていた時に教えていました。バンクーバーの友達の家にスカッシュコートがあったため、バンクーバーでもよくプレイしましたね。

今の仕事は日本とやり取りをすることが多いので、自分でメリハリを作らないと時間の調整が難しいんです。そのためバンクーバーでは、朝4時30分くらいに起きて仕事の前にテニスをしたり、夜中2時頃に家を出てサーモンを釣ってから会社に行ったりと、朝早くにでも自分の時間をもつように心がけていました。
ただ、トロントに来たのは昨年の8月で、少し慣れた頃には冬になってしまったので、まだきちんと身体を動かす機会を設けられていないんです。運動不足を感じています。

ゴルフはシングルになりたくて頑張っていましたが、トロントに来てから4回しかゴルフをしていませんので心配です。早く暖かくなってくれるのを楽しみに待っています。

(松田)ゴルフはもちろん、テニスをされる方も数多くいらっしゃいますので、暖かくなればたくさんの機会がありそうですね。最後になりますが、商工会会員へのメッセージをお願いいたします。

(山田氏)カナダには19年おりますが、トロントにはまだ来たばかりなので、皆さんに教えていただくことが多々あると思います。トロントはカナダの経済の中心であり、日系企業がたくさんありますし、バンクーバーに比べて、街が成長していると感じ、人々からエネルギーが伝わってきます。

この街で、日系企業同士が双方でWin-Winになれるよう、H.I.S.で何かお手伝いできることがあれば、そしてビジネスだけでなくプライベートでもお力になれることをご協力させていただきたいと思っています。今後も宜しくお願いいたします。

(松田)インタビューは以上になります。どうも有り難うございました。



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