わたしのとっておきのお店


Balzac’s Coffee
トロントニアンの隠れ家的カフェ


日本貿易振興機構(ジェトロ)トロント事務所 太田 里奈


コーヒーを愛したフランスの小説家、バルザックに魅せられて生まれた“Balzac’s Coffee”。自社でローストしたオリジナルコーヒーはこだわりの味です。カフェがあるのは19世紀前半から153年続いたウイスキー蒸留工場の跡地、「ディスティラリー地区」。19世紀の趣きをそのままに、何とも味のあるたたずまいのこの地区は、映画の撮影にもよく利用されるアートとカルチャーの発信地です。

その中でもひときわ目立つ“Balzac’s Coffee”。その昔ポンプ室だったというレンガ造りの建物を改装し、丸ごとカフェとして使っています。建物の裏手には当時穀物船を港につないだ痕跡が今もあるそう。

本当に美味しいコーヒーにありつくのが困難なように、隠れ家のような存在でありたいと、知る人ぞ知る場所にしかない“Balzac’s Coffee”。ディスティラリー地区の他、トロントの新ホットスポット、リバティー・ビレッジ店、トロント・リファレンス・ライブラリー店など、ひっそりと要のロケーションに店を構え、現在トロントで4店舗をオープン。1997年以来、フェアトレードのオーガニックコーヒー、シュガー、ココアを提供しています。

ディスティラリー地区にトロント第1号店がオープンしたのは2006年。車の入れない地区とあって、パティオはいつも大人気です。ペンキの剥がれかけたレンガの壁や、世界中から集めたアンティークの調度品にかこまれて飲むコーヒーは格別。まさにトロントニアンの秘密の場所です。


蒸留工場時代にパイプのような物が通されていたという外壁の穴は、外から店内がのぞけるチャーミングな隠し窓。


ポンプ室で使われていたと思われるレトロな蒸気用圧力計も、今ではインテリアの重要なポイントに。


カフェ入口右手にある飾り棚。コーヒーにまつわるアンティーク品がたくさん並んでいます。


高い天井から吊るした大きなシャンデリアは抜群の存在感。特別にインポートしたアンティーク品です。


2階席はくつろぎのスペース。ゆっくり読書をしながらコーヒーが楽しめます。


フランスの影響を強く受けた店内には、世界各地から独自に輸入した家具や調度品が。2階部分のバルコニーを取り付けた以外は、19世紀当時の造りをそのまま活かしてあるそうです。



Balzac’s Distillery District
Tel: 416 207 1709
The Distillery District,
1 Trinity Street
Toronto, on, M5A 3C4
(King Street Car (504) をParliament St.で下車、南へ2ブロック徒歩約500m。)
www.balzacscoffee.com


営業時間
月 – 金 7am - 8pm
土 7am - 8pm
日 8am - 7pm




戻る    「とっておきのお店」記事一覧ページへ