リレー随筆




海外旅行への夢



NGK SPARK PLUGS CANADA LIMITED
山内 明彦




誰からの影響なのか、子供の頃から世界中の、科学では解明できない事象・物体や不思議な生物に異常な関心があり、そのせいか世界で行ってみたい国や都市なども子供にしては一風変わっていたように思う。

憧れだったのは、エジプト(ピラミッド他)、ブラジル(アマゾン)、ペルー(ナスカの地上絵・マチュピチュ)、エクアドル(ガラパゴス諸島:ロンサムジョージの死はかなりショック)、チリ(イースター島)。他の子供がヨーロッパやハワイなどを挙げる中で、「どこだそれ?」というようなところばかり。しかも今思うと何故か南米に偏っていた。またその時は、こんなところは本や映像で見るだけで一生行く機会は無いだろうなとも思っていた。

しかし、社会人になった頃には時代は大きく変わり、海外旅行・出張が当たり前となり、自分も海外出張・海外赴任先からの旅行で、アマゾンとイースター島以外は幸運にも行く機会に恵まれた。

憧れの国々の中で最初に行ったのはエジプト。出張であった。出張ではあるものの、土日には観光できる時間があったため、子供の頃を思い出して、わくわくした。しかし、詳細は控えるが、実際は当初の予想とは違った感じがし、期待というのは持ちすぎるのも良くないということがこのとき分かった。ただし、その他の場所については、いろいろなことがありながらも、総じて期待を超えるものであり、非常に満足している。

今これから行ってみたい国はどこ?と聞かれれば、南欧や大洋州の島を挙げるかもしれない。若い頃は、そんな国々は軟弱者が行くところだと思っていたが、こういうところも充分な魅力があることは分かっており、ただ単に変な格好をつけたかったのだろう。とは言ってもイースター島は諦めたが、アマゾンはまだ諦めていない。これからも、子供の頃南米の国々に憧れたときの純粋な心は持っていたいと思う。

しかし、エジプトだけはいつかもう一度リベンジしたいと思っている。きっと今度行けばまた違った見方で満足するはずだと信じているからである。




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