「こんにちは!」新代表者紹介インタビュー


<第45回>
Mitsubishi Motor Sales of Canada, Inc. / カナダ三菱自動車販売
藤岡 眞 社長

今回はカナダ三菱自動車販売さんを訪問しました。海外駐在5カ国目という藤岡社長のインタビューの後は、去年の12月にカナダ発売となったばかりのi-MiEV(アイミーブ)を取材。ガソリン不要の電気自動車を試乗させてもらいました!

神林)事業内容の紹介をお願いします。

藤岡氏) Mitsubishi Motor Sales Canada Inc.はカナダで三菱自動車の完成車と部品を販売する会社です。現在、車両はすべて日本で製造されたものを輸入し、傘下の約80店のディーラーに卸しています。三菱自動車はカナダではまだ若い会社なんです。2002年に三菱自動車のブランドで販売を始めて今年で10年目を迎えます。社員は約70名。トロントに隣接するミシサガ市に本社と部品倉庫を構えています。

神林)日本以外で生産しているモデルを取り扱う予定はありますか。

藤岡氏)去年までアメリカで製造していたモデルも販売していましたが、ちょうどモデルが変わったので、今の時点ではすべて日本からの輸入です。現在扱っているのはコンパクト乗用車ランサー、コンパクトSUVであるアウトランダー、およびRVR、そして電気自動車のi-MiEV(アイミーブ)。i-MiEVは、去年の12月に導入したばかりです。RVRについては、今年の後半からアメリカで生産を始めますから、今後カナダでもアメリカ製のRVRが販売される予定です。更に、来年からは、タイで生産するサブコンパクト乗用車を輸入・販売する予定にしています。

神林)カナダではどのモデルが売れ筋ですか。

藤岡氏)i-MiEVは導入したばかりで、まだ全土にいきわたっていません。その他3車種はだいたい同じぐらいずつ売れています。

神林)これから特に販売数を伸ばしたいモデルはどちらですか。

藤岡氏)先ほど申し上げましたが、アメリカで製造が始まるRVR。この販売を伸ばしたいですね。更に、三菱自動車としては電気自動車を戦略的なモデルと位置づけています。昨年の12月に投入したi-MiEVは、今年の春からは本格的に小売販売予定です。地球環境にやさしい車を一つの柱にしていきたいですね。

神林)藤岡社長のご経歴を教えてください。

藤岡氏)出身は東京。入社は1977年です。その当時、日本の自動車産業は世界市場に向けて積極的に進出していました。ものづくりの会社、そして海外志向があったので、海外に展開している会社を志望しており、三菱自動車に入社しました。

最初は本社でヨーロッパ向けの輸出部門に配属されました。12年ほどして89年にタイ・バンコックへ初めての海外赴任。当時、タイで生産された三菱の車をクライスラーのブランドでカナダに輸出していましたが、更にタイから先進国への輸出を拡大したいという要請がありました。そこで現地のスタッフとも協力して新しいビジネスモデルを作り上げ、私がタイにいる間に三菱ブランドのピックアップトラックをヨーロッパへ輸出するというプロジェクトを立ち上げました。

92年、タイよりヨーロッパ向けの第1船の出荷と同時にその当時ヨーロッパの拠点であるドイツ・フランクフルトに移りました。まずはタイを含む世界各地で製造された車の輸入を行なうプロジェクトに携わりました。オーストラリアからはステーションワゴン、アメリカからはセダンも輸入しました。ドイツでは、商品マーケティングの仕事もしました。99年からは生産工場があるオランダへ。そこでヨーロッパ全体のセールス関係の仕事に携わりました。02年に日本へ帰任し、03年から07年までは、岡崎で商品プロジェクトに携わりました。そして2007年にロシア・モスクワに赴任。4年の駐在期間の内、最初の3年はロルフという現地のディストリビューターに日本人一人で入り、販売活動をサポートしました。その後ロシアでも生産が開始されることとなり、新しく設立された三菱自動車100%子会社の社長。そして去年の7月にこちらへ赴任となりました。

神林)89年から今まで日本に5年しか帰ってらっしゃらないのですか。ずっと欧州関連のお仕事だったのですね。北米はいかがですか。

藤岡氏)そうですね。北米関係の仕事は初めての経験なので、日々新鮮な刺激があります。外から見ると北米という括りで一つの市場という意識で、アメリカとカナダにはそれほど大きな違いはないと思っていました。こちらに来て見ると、北米とはいえアメリカとカナダは、国民性も市場も違います。カナダは自動車への志向もヨーロッパに近いですよね。特にケベック。サイズもアメリカより一回り小さいものが好まれます。

神林)ではこのあたりで、好きなスポーツやご趣味についてお話いただけますか。

藤岡氏)高校時代から登山が趣味です。学生時代から社会人山岳会に入っていました。

神林)好きな山や今まで登った中で印象に残っている山はありますか。

藤岡氏)ヨーロッパの3大北壁と呼ばれているグランド・ジョラス北壁登攀が一番大きな思い出です。登ったのは夏でしたが、岩と氷の世界でした。

神林)カナダでは東部はあまりいい山がないので残念ですね。

藤岡氏)海外駐在に出てからは登山のチャンスは減ってしまったので、家族でスキーを楽しんでいます。ヨーロッパに移ったころは、8歳、6歳、4歳とまだ幼かった3人の娘を連れて毎年スキーに行きました。フランクフルトからはスイスやオーストリアに車で行けますから、とても恵まれた環境でした。カナダでもスキーをやりたいですね。早速この冬はウィスラーに行ったんですよ。やはり規模が大きいし、設備もしっかりしているし、いいところでした。バンフにも行ってみたいですね。夏はゴルフも楽しみたいと思います。

神林)カナダの自然をエンジョイしてください!最後に商工会会員へのメッセージをお願いします。

藤岡氏)カナダの一番良いところは、人だと思います。カナダの人は、フレンドリーでオープン。余裕があり、新しいものを受け入れるという包容力もあります。そして広大な自然。当社は人々の移動の手段を提供しているわけですが、地球環境に優しい車を提供することによって、社会にも貢献したいと思っていますので応援してもらいたいですね。

神林)環境にやさしい電気自動車が広くカナダで受け入れられるといいですね。普及まで様々なチャレンジがあると思いますがかんばって下さい。インタビューは以上です。本日はご協力ありがとうございました。

電気自動車i-MiEVと充電器

i-MiEVにはグリーンプレートという特別なナンバープレートを申請可能

カナダでのi-MiEVはこのような風貌。

こんな風に充電します。

私も試乗させてもらいました。音が静かでスーッと進みます。とても快適!かわいらしい見た目によらず、時速130キロまで出せるそうです。

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