わたしのとっておきのお店

強記鶏粥とWhat a Bagel
カニ丸ごとチャーハンと、ユダヤ系の美味しいおやつ

在トロント日本国総領事館 川原 聡 

1店目は中華料理の「強記鶏粥」。J-Townの東部、Steels x Wardenの一角に所在します。ここの目玉はカニ一匹丸ごと木樽に入ったチャーハン(B.C. Crab with fried rice)。前回同コラムにてご紹介したSaigon Starのカニカレーに続きカニ丸ごとシリーズといったところです。

レストランの店員も看板メニューと言い切ったこのカニチャーハンですが、炒めたというよりは、蒸した、という感じがします。まず木樽を開けるとドーンと主役が構えていらっしゃる。そしてその土俵とも言うべきチャーハンですが、これは非常にあっさりとしたチャーハンで、最初のうちはその淡泊さに拍子抜けする感じなのですが、これが食べていくうちになんというか、箸が止まらなくなります。黄色くなっているのは卵を混ぜているからなのだそう。そしてトビコがちりばめられていてこれが適度な食感を与えてくれます。料理はビジュアルも大事ということですね。

  

 

その他にもアサリの酒蒸し、エビのかき玉、ガーリックスペアリブ、四季豆(四川風インゲン豆?)の豚ミンチ炒めも試しましたが、いずれも美味。かき玉を食べる度、良く通った餃子の王将の天津飯を思い出します。アサリもお勧めです。

  

この「強記」ですが、客のほとんどが中国人で、彼らの多くが注文していたのがおかゆです。木樽にも負けない大きさのボウルに満杯に注がれたおかゆを2、3人が軽く平らげるあたりは、彼らの原動力、ソウルフードといったところでしょうか。お越しの際、行列が出来ている場合は漫然と列に並ぶのではなく、受付に人数を述べて紙の番号札を手交してもらいましょう。後から入ってくる客に追い越されることになります。

続いて2店目はおやつ。

ユダヤ系のお菓子“ルゴラ(Rugelach)”を取り扱う「What a Bagel」。名前の通りベーグルを専門とするベーカリーです。このルゴラについては皆さんご存知かも分かりませんが、生地を丸めて焼き上げた一口サイズのお菓子です(詳細は写真やウィキペディア(英語)等ご参照下さい)。

  

ダウンタウンでもロンゴス等で売られていており、味はそれぞれ微妙に異なりますが、なかなかの美味です。同店はレーズン、アプリコット、チョコレート、ラズベリーの4種類を取り扱っており、グラム計りで値段が決まりますが、だいたい3個で2ドル程度とのこと。甘党の当方としては、あまり買うと全て食べてしまうので、ほどほどにしています

この「What a Bagel 」ですが、少なくとも私が訪れたヨークミルズロード店では、店に入ると大きな機械で無数のベーグルがひっきりなしに焼かれていて、ローラーから焼き上がったベーグルが次次とかごに落ちていきます。是非この焼きたてベーグルもお試し下さい。朝食として最高だと思います。

What a Bagel 」はGTAに9店舗あるとのこと(http://www.whatabagel.com/index.php)。ヨークミルズロード店は(新旧)商工会事務所の近隣です。一度お立ち寄り下さい。


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