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トロント長期賃貸 知っていると役立つQ&A
フェアハウジングプラン最新情報
Keller Williams Advantage Realty REALTOR® スミリス 夏子



昨年4月の時点でオンタリオ州の人口は、14ミリオン以上。年々約1.5%の人口増加があると同時にコンドミニアム賃貸の需要も増えています。トロントの賃貸マーケットにおいて昨年秋の空室率は1%以下。昨年度第4四半期の1ベッドルームユニットの平均家賃は1,970ドル、2ベッドルームユニットの平均家賃は2,627ドルでした。

特に人口増加が激しいトロントやその近郊では、コンドミニアム建設ラッシュが続いているにも関わらず賃貸に出されるユニット数の需要が追い付いていないのが現状で昨年から1つのユニットに複数のテナント候補者が申請するなどの競争がみられています。

これらの状況をふまえてオンタリオ州政府は昨年4月にフェアハウジングプランを導入しさらにテナントの権利が守られる内容で法律改正がされました。テナントであるみなさんが知っておくと得する主な2つの改正された法律を下記のとおりご紹介します。

① 契約更新時のテナントの権利
オンタリオ州が発表する「レント・インクリース・ガイドライン」(家主が法的に家賃の値上げをしてよい%)は、1991年以前に建設されたコンドミニアムやアパートメント内のユニットのみに適用でしたが、オンタリオ州に所在するコンドミニアム内の全ユニットに適用可となり、昨年は1.5%、今年は1.8%内で家主は契約更新時に家賃の値上げをしてもよい、という改正がありました。毎年%は変動しますので最新の数字に関してはお問い合わせください。

② 立ち退き通知を受けた際のテナントの権利
2017年9月1日以降家主もしくは家主の家族が「ユニットを使用するから立ち退いてほしい」という通知を家主がテナントに出す際、家主はテナントに1か月分のレント額を返金、もしくは同様のユニットをテナントに提供しないといけないという改正がありました。


長期賃貸Q&A

トロントの不動産は、MLS (マルティプルリスティングサービス)というコンピューター上のシステムにすべての賃貸・売物件情報が日々アップデートされます。日本のように不動産会社が地域別の情報を持つのではなく、MLSを通じどの不動産会社でも同じ情報を得ることができます。

この為、信頼できて交渉力のある不動産エージェントを選ぶことが重要なファーストステップとなります。テナントとなられるみなさんからは手数料はいただいておりませんのでお気軽にお問い合わせください。下記の通り長期賃貸に関するQ&Aです。

Q1. 物件探しから入居まで、どのくらいかかりますか?

MLSシステム上にはすでに空室になっている物件から1~2ヵ月後に空室になる物件が出ています。空室の物件を選ばれても、商談締結後諸手続き(テナント保険入手やコンドミニアムマネージメント登録作業など)があるため入居までには通常最低3日から2週間かかります。

Q2. 物件が出やすい時期はありますか?

1年のうち夏場(6、7、8月)が一番多いです。逆に11月末から1月初めは比較的スローになります。ただし、トロントの賃貸需要は年々増加する一方で、時期による差はどんどん少なくなる傾向にあります。

Q3. 月末に物件が出やすいと聞いたのですが、本当ですか?

テナントが家主へ出す退去通知は契約終了日の2ヵ月前。その時点で家主は新しいテナント探しを始めるためにユニットをMLSシステムに出すか、家主によってはテナント退居後掃除や修理が終了した時点でMLSシステムに出す場合があります。また、テナントの退居日は月末とは限らず家主がMLSシステムに出すタイミングもそれぞれですので一概に月末が多いとはいえません。

Q4. 物件の契約は渡加前でも可能ですか?

可能なケースもございますが、労働ビザ取得後着任されてから該当物件をご見学されてからご契約されることをおすすめいたします。内示を受け取られた時点で事前コンサルテーションにご参加いただき、ご希望に合った物件情報を入手されておくと効率よく物件探しをすることができます。

Q5. 駐在員に人気のトロント市近郊のエリアを教えてください。

単身赴任の方々は利便性を重視されるので、ハーバーフロントエリア、ヤング&ブロア駅近辺やエグリントン駅近辺が人気です。小学1年生以上のお子さんがいらっしゃるご家庭には、ESLプログラムも充実しているノースヨークエリアが人気です。

Q6. 妻と幼い子供がいます。一緒に渡加して物件探しをしたほうがいいでしょうか?それとも、妻の希望を聞いて、私が物件契約後入居して家具が揃うなど住みやすい環境になってから呼び寄せたほうがいいでしょうか。

土地勘のない場所で小さなお子様を連れてのホテル滞在は大変です。まずはご主人様が物件を決められて生活できる環境になってから、ご家族をお呼び寄せになることをおすすめします。実際に日本にいる間にご夫婦のご希望条件を確認し、物件見学の後フェイスタイムやスカイプを使って最終決定される方が多いです。

Q7. 渡加後すぐどこに滞在すればいいのかわかりません。

物件を決めてから入居まで一般的に3日~1ヵ月かかりますので、あらかじめホテルなどの仮の住まいを予約されることをおすすめします。家具付き短期コンドミニアム(最低30日間の滞在が必要)のご紹介可能ですのでご希望の際はお問合せください。

Q8. トロントの賃貸物件(一軒家、タウンハウスやコンドミニアム)に、何が設置されているか教えてください。

物件によって家具付きか家具なしの2タイプがありますが9割は家具なしタイプです。いずれのタイプも通常は冷蔵庫、ガスか電気レンジ、オーブン、食洗機、電子レンジなどの台所機器、洗濯乾燥機、冷暖房機器、および照明器具は含まれています。(食洗機、電子レンジ、冷房機器や照明器具は物件によっては完備されていない場合もあります。)

Q9. 月額家賃以外に、管理費や消費税は別にかかりますか?

日本のように共益費は別途かかりませんのですべて家賃に含まれているとお考えください。駐車場は別料金となる物件もございます。

Q10. 公共料金は家賃に含まれますか?

光熱費全てが家賃に含まれる物件は稀です。水道料金と電気代が家賃に含まれない場合が多いです。料金は平均して月額約60~100ドル(お一人につき、使用料による)です。電話、ケーブルテレビやインターネットは別料金になります。

Q11. 「解約条件」という言葉を聞いたことがあります。何ですか?

契約満了以前に解約できる条件です。通常1年未満での解約は不可ですが、1年目以降30~90日前通知、家賃1~6ヵ月分の違約金で解約に応じる家主が多いです。会社の規定、家主からの条件はそれぞれ異なりますので、詳しくはご相談ください。

Q12. 駐在員が契約を結ぶにあたって、気をつけたほうがいい点があればアドバイスしてください。

カナダは契約社会ですので基本的には契約書にはすべて目を通されることをおすすめします。家賃、更新条件や解約条件などが会社の規定とあっていることを確認しましょう。

Q13. 契約する際に必要な書類は何ですか?

主に下記の書類の提出が通常申請時に必要です。
①英文雇用証明書 (年収、役職、雇用年数を英文で記載されたものをご用意ください)
②身元保証人となってくださる上司と同僚のフルネーム(姓名)と電話番号
③レンタルアプリケーション(入居申込書)
④パスポートと労働ビザのコピー
⑤ディポジット (2ヵ月分のレント代金 最初と最後の月の分にあてられる)
⑥クレジットレポート (Q14参照してください)

Q14. 契約をしようとしたところ、カナダに来たばかりでクレジットヒストリーがないためクレジットレポートを入手することができません。そのため「レントディポジット」を3ヵ月分置くように言われています。レントディポジットとは何ですか?また、これは一般的な慣習ですか。

カナダにクレジット・ヒストリーがない場合、家主によりますが3ヵ月分から6ヵ月分のレント代金をディポジットとしておくという内容提示で商談に応じてもらったケースはあります。このディポジットは全額、入居後の実際のレント代金にあてられます。

2018年3月更新

Nat Smilis
REALTOR®
Direct: 416.875.0561
Nat@NatSmilis.ca


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